こんにちは。
福岡市の工務店・エコワークスの小山社長から教えていただいた内容ですが、
2027年度からZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）の定義が大きく変わるようです。



今までZEHの断熱性能の基準は６地域（奈良県）の場合
UA値0.6W/㎡・K以下でした。
これが、2027年度から0.46W/㎡・K以下になる見込みです。
これは子育てグリーン住宅支援事業のGX志向型住宅の断熱性能の基準と同じです。

また、太陽光発電を考慮しない、住宅のすっぴんの性能でエネルギー（暖房・冷房・給湯・換気・照明）をどれだけ削減できるかという基準が
今までは20％以上削減でしたが、
2027年度から35％以上削減になる見込みです。
これもGX志向型住宅のエネルギー削減基準と同じです。

更に、エネルギーマネジメントシステム（HEMS）と
5kWh以上の蓄電池も必須になるようです。

経済産業省がしているZEH+（ゼッチプラス）という補助金があります。
こちらも2027年度からは、太陽光発電を加味したエネルギー削減率を
今までは100％以上削減だったものを115％以上削減を目指すことになります。

「当たり前の基準」がどんどん上がっていく傾向にありますので、
今建築するとしたら、やはりGX志向型住宅の基準以上の建物・仕様にしておいた方が、後悔は少ないと思います。

※出所：経済産業省の審議会省エネルギー小委員会(5/12)
　https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/sho_energy/048.html?fbclid=IwY2xjawKX36JleHRuA2FlbQIxMABicmlkETFOZVlDMHBQSmg3b0paVkJGAR5ltCsevx1udG43xH5xtpRtNRW2d_5vwKiGNOc0eURZux7p3xtt2uIpnnHwyw_aem_V9ELvUPsq71aX5JYa6yrSw
※写真の資料はこちら。ZEH関連は37〜44頁。
　https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/shoene_shinene/sho_energy/pdf/048_00_05.pdf?fbclid=IwY2xjawKX39FleHRuA2FlbQIxMABicmlkETFOZVlDMHBQSmg3b0paVkJGAR6NxdqB8AWG6QLlA4CG8rOLx6RZQM3699TLsPiD7w0trU-KhfR_gvtPQshxmg_aem_K8Ipzd86TyyrcG1FXuvyqA
※第七次エネルギー基本計画はこちら。
　https://www.enecho.meti.go.jp/category/others/basic_plan/?fbclid=IwY2xjawKX3-NleHRuA2FlbQIxMABicmlkETFOZVlDMHBQSmg3b0paVkJGAR7hRC_8pAl_O8uFPsngJZbsNANWHxxY9jry_Wh6rtXXyf-Pz2Ud-N4uMquX6g_aem_80LOVk7QEgMvKbNjRBIYrQ
※2040GXビジョンはこちら。
　https://www.meti.go.jp/press/2024/02/20250218004/20250218004.html?fbclid=IwY2xjawKX3_VleHRuA2FlbQIxMABicmlkETFOZVlDMHBQSmg3b0paVkJGAR4yG88o1nC0fnq1WWjMhqOGVB_9i2yjEM1UmXf__WzGwFrvgIvebBAj8esCLg_aem_EJNOoTUUyc6SPllijmsTKg